生徒さんの自己管理能力の養成について
今年のゴールデンウィークは、行き違いがないように、お休み・振り替え等の日程を、早くから何度も何度も、生徒さんがたにお伝えしておりましたので、ほとんど間違いもなく、スムーズに行きました。ご協力ありがとうございました。
ゴールデンウィークや夏休みやお正月休み、学習会や模試の日程など、一度言っただけでは、まず理解していただけません。一部のおりこうさんの女子生徒さんを除き、ほとんどの生徒さんには2度3度と申し上げませんと、伝わらないのです。
そして、何度言っても伝わらない生徒さんが、毎年必ずいらっしゃいます。自己管理能力の欠如した生徒さんです。聞いて覚える気がないのです。
塾を休まない、宿題をきちんと提出する、いろいろな行事の日程等の管理は自分でやり、家族や学校・塾などに迷惑をかけない、こういった姿勢が、まず、成績アップの第一歩です。したがって、この自己管理能力の欠如に対しては、私は厳しく対処いたします。生徒さんの成績アップ、志望校合格を第一義に考える進学塾をうたっております以上、そこのところの軸はぶれません。ずんだれや油断や甘えた言動には、すかさず釘をさします。それがひいては15の春に桜が咲くかどうかに大きくかかわってくるからです。 桜が咲かなかった時の絶望をご存じですか?受験で勝つには、すべてのことを自己責任として認識するべきです。たとえ、病欠や忌引きで勉強できなかったとしても、どんな言い訳も、高校は聞き入れてくれません。成績の良い順にとるだけなのです。
ごく一部のずんだれさんのために、ていねいな日程表を書くことは、時間のロスになります。書いたとしてもそういう生徒さんは読まない、保護者様にも届かないことが多いです。また、いつも丁寧におぜん立てをして、子供の前から障害を取り除いてやるばかりでは、自己管理能力を鍛えてやる機会を逸します。
特にSクラスの生徒さんに多いですが、「明日部活の試合なので休みます。」「今日試合だったので疲れたので休みます。」などの申し出があります。志望校に対し、成績に余裕のある生徒さんなら、OKを出すこともありますが、そういう申し出をなさるのはたいてい、成績が微妙、または全くだめな生徒がほとんどです。
先日、やはり成績が微妙な生徒さんから早く帰りたいとの申し出がありましたので、ためしに、 「部活と勉強と、どっちが大事だと思う?」と聞いてみましたところ、大きな声で「部活です!」と即答でした。あまりの認識不足に、それ以上会話もせず、早く帰ることを許しましたが、まあ子供はそんなものでしょう。ただ、これを一人に許すと、その他の皆様に許さなければならなくなり、とたんに塾全体の箍が緩みます。
また、現在はまだ、個人的理由のお休みの場合も振り替え授業をしておりますが、振り替えは、他学年や他コースの時間帯に割り込んで行うため、そこの生徒さんに迷惑がかかるだけでなく、ご本人にも満足な指導ができないことがあります。やはり保護者さまからのお申し出がない限り許可できません。早引きも、メールか電話でご連絡ください。
そして、休んだり早引きしたりするたびに、確実に学力が落ちて行くことを覚悟願います。
保護者さまにおかれましては、子供さんと塾との間に板ばさみになり、不愉快な思いをなさることもあるでしょう。しかし、常に志望校合格という目標を背負って物を言っております。ご理解ください。
受験はあっという間にやってくるのです。
コメントをお書きください